tu punto de vista ⅱ (ページ38)

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メンタルブレイクページ38

ver.石井

あ、Aや

…なんか、元気ない？

気の所為かもしらんけど……ちょっと顔に陰ある気ぃするな

『A？』

と、声を掛ければ、ぱっと俺の顔を嬉しそうに見る

う〜〜ん、、分からんなぁ……

『こんなとこで何してん』

「仕事終わって、帰ろうかどっか寄ってこうか考えてたとこです。」

「誠一さんは？」

『俺も仕事終わったとこやで』

「そうなんですね！」

「じゃあ……やっぱり今日は帰ろうと思います。おつかれ様です！」

と、くるっと俺に背を向け離れていこうとする

…おかしい。Aはいつもやったらもっと俺と話してくれるはず
て、まぁこれは冗談で

やっぱり元気ないな

ぱし、と離れていくAの手首を掴む

「っ、誠一さん？」

、え。なんか、泣きそうやない？

『え、A？…どうした、なんかあった？』

「………、…、」

一向に俺と目が合わない

『分かった。来て。』

ぐっ、とそのまま手を繋ぎ、自分の楽屋まで戻ってきて鍵を閉める

『…A、話、聞くで？』

少し屈んで下を向いているAと視線を合わす

すると、そろ〜と顔を上げてきたAの顔は今にも泣きそうな顔だった

「…ちょっと、嫌…なことあって、、落ち込んでただけです」

そんな辛そうな顔で笑わんといてや

俺にはまだ弱音吐いてくれんのかな

『…そうか。おいで、抱きしめたるよ？』

普段やったらこんなこと絶対言わんし、Aも受け入れるはずない
けど、今日はちゃうよな

ゆっくり近づいてきて、きゅ、と弱々しく背中に手を回される

あぁ、こんなこと今思ったらあかんのやろうけど、

可愛いなぁ

甘えさせたい。もっと俺に甘えてええのにな

よしよし、とAの背中を撫でる

と、ふる、と肩が震える

……何も言わんと、俺はそばにおるよ