tu punto de vista ⅱ (ページ37)

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バレンタイン後ページ37

バレンタインも数日過ぎた今日

手越くんから突然電話がかかってきた

手『あ、ねぇ今日会える？』

夜まで仕事なので、21時過ぎなら会えるよ、と伝えると

じゃあAの家の前で待ってるわ、と返された

急ぎの用かな？

事務所の人に車で家まで送ってもらい、共用玄関に向かうと手越くんが立っていた

「手越くん！」

と声をかければ、パッ、効果音がつくような笑顔を向けられる

かわいい………

手『A！おつかれ〜』

と、にこにこの笑顔で抱きしめられる

疲れ飛んでく

「ふふ、どうしたの今日？部屋入る？」

手『行きたい！！……けど俺明日早くて、、』

しゅん…と垂れた耳としっぽが見えるよう

「そっか」

手『今日来たのは、これ以上間空けたくなくて』

「うん？」

手『はい。いつもありがとう。』

と、後ろ手に隠し持っていたのか、綺麗な花束を渡される

「…………えっ、すごい、綺麗………え、これ、あ、バレンタイン…？」

手『そう。日本では女の子からチョコ渡すけどさ、海外は男の人から花束渡すでしょ？ほんとは当日に渡したかったけどさ〜、どうしても無理で』

「えぇ……どうしよう。すごく嬉しい。…へへ、ありがとう！」

手『…うん。その顔が見たかったんだ』

なんて、ものすごく優しい顔で見つめてくるから

そんな顔で、そんな声で伝えられたら、私はどうすれば良いの…

「っ…、ほ、ホワイトデーは、期待、しててね」

手 (照れ隠し、下手だなぁ(笑))

手『ん。楽しみにしてる。』