tu punto de vista ⅱ (ページ33)

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加藤車ページ33

下着いた
と、シゲからの連絡

先程のごたごたしたの聞いてもらおう、と思いながら下に降りる

「シゲ、ありがとう」

と言いながら、助手席のドアを開ける

加『いいえ。』

出発しまーす。と言うシゲに、お願いしまーす。と返事をする

加『良かったの？亮ちゃんは』

「あー、それがね…」

と、今日あったことを話していく

加『ちょっと、俺を巻き込まないでくれる？(笑)』

「だーーって、どうしたら良いか分かんなかったんだもん…」

加『はぁ…、ま、呼んでくれて嬉しいけどさ』

赤信号で車が止まる

空が暗くなってきて、街の灯りが夜の色になっていく

この時間帯好きなんだよなぁ、と思っていると、横から視線を感じる
ふ、とみると、シゲと目が合った

加『…あのさ、Aって、特別な人、いないの？』

真剣な目に、少しドキ、とする

だって、シゲにこんなこと聞かれたことないし、

「い、ないよ。…いたこともないし……」

加『…そう』

パッ、と信号が青に変わって、こちらを見ていた視線が前に向く

いやいやいや、何。今の顔

ちょっとほっとしたような、すごく優しい表情で、見てた…よね

「なに…」

加『ん？』

「……なんでもない！」

加『んはは、なんでちょっと怒ってんの？(笑)』