. ページ40
Aside
銃口の向く先は広斗さんと対峙している男と、雅貴さんに今にも掴みかかりそうな男。
相手の動きが完全に止まったことを確認してから広斗さんも雅貴さんも私のほうに寄ってくる。
雅貴さんを相手していた男の懐からちらりと見えた拳銃は私のよく知るもの。
デザートイーグル
威力については折り紙つきだが撃つ時の反動で持ち主にさえも衝撃を与える代物で女子供が使えば肩の関節が外れることはザラにあるしきちんと鍛えてきちんと構えなければ扱えない。
あの人、強いんだ。
「助かったわ、ありがと
なんでこっち来た？
待ってろって言ったろ？」
眉根を寄せてそう言ってくる広斗さんをスルーして
『雅貴さん、あいつ強いですよ』
と。
「おい、」
『広斗さん、
ありがとうございます
ああ言ってもらえて
嬉しかったです』
言ってから手にある冷たくて硬いものよ強く握る。
狙うはあの男の後ろにいる若頭と思しき男。
組長が今いないのは残念だけど、それでも十分。
狙いを定める私に気付いた広斗さん。
「おい────────「ハジキが怖くてヤクザなんてやってられるかよ！」」
遮って大声を上げたのはやっぱりデザートイーグルの男。
そりゃそうよね、チャカが怖くてヤクザなんてやれるはずがない。
私は迷わず引き金を引いた。
.
やっぱりそれは軽くて
人ってこんなにも簡単に殺めることが出来るのか、と思った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 422人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すー。(プロフ) - 青龍 葵さん» 青龍 葵さん、おはようございます。誤字を教えて下さりありがとうございます。直しておきますね。 (2018年1月2日 9時) (
レス) id: 631f6e21c3 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - ページ40にて誤字があります！「雅貴」のことを『雅人』と名前が間違ってるので訂正お願いします。因みに訂正部分は「雅人さんを相手していた男…」、上から３行目の始めです。 (2018年1月2日 5時) (レス) id: 7069733e86 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - 早速ありがとうございます！！ 読ましていただきますっ！！ (2017年1月26日 23時) (レス) id: 362208a596 (このIDを非表示/違反報告)
supreme(プロフ) - まなみさん» 短編、書いてみましたよ！初めて書くのでどんな感じがよくわからなくてとりあえず書いてみました！急いかいたのでちょっとあれかもしれませんが…。リクエストがあればぜひ言ってくださいねっ！これからもよろしくお願いします！ (2017年1月26日 23時) (レス) id: 631f6e21c3 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - もう、本当にいつ通知来るかなあ〜って楽しみにしていたんです！！ 是非是非待ってます！！ 頑張ってくださいね！！ (2017年1月26日 22時) (レス) id: 362208a596 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すー。
| 作成日時：2017年1月9日 11時
