. ページ27
Aside
大きなビルでもないから建物内に入っても受付とかはなくて正面にエレベーター、左手側に階段があるだけだった。
三つ並ぶエレベーターの真ん中に乗り迷わず最上階のボタンを押す。
もう後戻りはできない。
腰には冷たい感覚がある。
冷たくて重いコルトパイソンは私の背筋を凍らせるように、そこにある。
「一番上にボスがいる、なんていう浅はかな考えじゃねえよな？」
ドクドクと気持ち悪いほど大きな音を立てる胸を押さえていると広斗さんがそう私に尋ねた。
図星。
『大丈夫、』
そんな言葉しか返せなかった私を広斗さんはどう思ったのだろう。
ポーンという音とともに扉が開く正面のドアを蹴破ろうとしたら雅貴さんの左手がそれを制した。
「待って、落ち着いて、冷静になって
俺達が突っ込むから、後ろから援護して？
近距離より遠距離の方が向いてるでしょ？」
そう言いながら私の腰にあるコルトパイソンを顎で指す。
確かに銃なら、それもリボルバーなら距離をとって狙いを定めた方がいい。
『ありがとう』
と言って二歩下がる。それを合図に二人は正面のドアを蹴破った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 422人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すー。(プロフ) - 青龍 葵さん» 青龍 葵さん、おはようございます。誤字を教えて下さりありがとうございます。直しておきますね。 (2018年1月2日 9時) (
レス) id: 631f6e21c3 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - ページ40にて誤字があります！「雅貴」のことを『雅人』と名前が間違ってるので訂正お願いします。因みに訂正部分は「雅人さんを相手していた男…」、上から３行目の始めです。 (2018年1月2日 5時) (レス) id: 7069733e86 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - 早速ありがとうございます！！ 読ましていただきますっ！！ (2017年1月26日 23時) (レス) id: 362208a596 (このIDを非表示/違反報告)
supreme(プロフ) - まなみさん» 短編、書いてみましたよ！初めて書くのでどんな感じがよくわからなくてとりあえず書いてみました！急いかいたのでちょっとあれかもしれませんが…。リクエストがあればぜひ言ってくださいねっ！これからもよろしくお願いします！ (2017年1月26日 23時) (レス) id: 631f6e21c3 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - もう、本当にいつ通知来るかなあ〜って楽しみにしていたんです！！ 是非是非待ってます！！ 頑張ってくださいね！！ (2017年1月26日 22時) (レス) id: 362208a596 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すー。
| 作成日時：2017年1月9日 11時
