want you back 2

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岩田side




『俺、ちゃんと支えるから、大丈夫。

1人にさせないからね。」




大きな目からぽろぽろこぼれる 宝石のような涙を拭う。

Aの涙を拭って、話を聞くことはできるけど、Aことを幸せにできるのは臣さんだけなような気がするな……なんて。





『ありがと、岩田。

私、岩田がいなかったら今頃は死んじゃってたよ、きっと。

いつも私ばっかり救われて、全然おかえしできないね、』





俺への恩返しは

Aが幸せになること

でいいよ。

いや違う。

“で”じゃなくて“が”だ。

Aが笑顔で、幸せって言えることが俺への恩返し。

それがいい。






「ふふふっじゃあ今度焼肉おごってね」






とりあえずそう言うけど今はまだ割り勘の焼肉で十分だから。







『ん。

まかせなさい。









あ、岩田。




カラオケ行きたい。』









………………突然だな。

いいけど。

いいけど突然すぎない？

朝といい。


今は確かにA結構酔ってるけど…突然だな。




でもいいよ、今日はいっぱい甘やかしてあげる。



今日くらい、奢るよ。






そのかわり、Aのその悲しさと寂しさは割り勘しようね。




個室に入った瞬間、どんどん曲を入れてく彼女は少し面白かった。



2人でカラオケに行くのは初めてだったから歌うまいのかなーなんて少し期待。


でも



歌い始めた曲を聴いて目を見開いた。






それは上手すぎたのと




曲のチョイスが今の彼女にぴったりだったから。


ラブイズオーバーって曲でしょ？

知ってるよ






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