検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:24,061 hit

07 ページ7

「すいません。彼女が来たので今日はこれで失礼します」

「え」

「いやだお兄さん!!こんなパッとしない冴えないもやし女よりも程よい脂身乗ったおばちゃんに乗り換える気はないの?」





パッとしない冴えないもやし女

いや、そのままやん

しかも安室さん

今なんて





「まぁ軽いジョークよ!!デート楽しみなさいね若造!!」





いい人なんだか、悪い人なのだからよく分からないままおばちゃん達は去っていった

なんだったんだ今の





「すみません。勝手に彼女にしちゃって」

「いえ、臨機応変な対応はいつでも必要不可欠ですから」

「ハハハ、Aさんは他の人とはやっぱりどこか違いますよね」

「褒め言葉ですか」

「褒め言葉です」





安室さんもかなり不思議な人だとは思うけど、私達は結構似た者同士なのかもしれない





「ところで、買い物は終わったんですか?

「あ、はい。待たせてしまって申し訳ないです」

「いえ、お気になさらず」




すると安室さん、私に笑いかけてきたかと思えば、荷物持ちますよ、なんて言ってヒョイと私が手にぶら下げていた紙バックを手に取った



あれ、私……話のストーリー説明したっけ



この人、顔のみならず中身までハイスペック

なんてジェントルマンな方なのでしょうか





「それで、お話の続きですが、僕は一体なにをすれば」

「もう終わりました」

「へ」

「安室さんってまさか、少女漫画から飛び出してきた王子様か何かじゃないですよね」

「なんですかそれ」





急に大きく笑い出した安室さん

そんな彼に何か温かい感情が芽生えたのは、気のせいではなさそう





こうして私達2人の不思議な関係が始まった

08→←06



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
186人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

カリカリ梅(プロフ) - さくらさん» ふぶきチサァァン!?石油のように湧き出てきましたね!! (2019年4月1日 0時) (レス) id: cefd5e630f (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ハァ好き………………………………………………(語彙) (2019年3月31日 23時) (レス) id: a531cb8ac0 (このIDを非表示/違反報告)
カリカリ梅(プロフ) - 颯さん» コメントありがとうございます!本当にバッサバサの夢主ちゃんですが、是非是非安室さんと仲良くやっていってほしいです!何卒これからもよろしくお願いします。 (2019年3月31日 20時) (レス) id: 19aee3f51f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - これは既に面白いです。淡白な夢主が安室さんを振り回してる感じめっちゃ好きです。更新頑張ってください! (2019年3月31日 20時) (レス) id: 6647a9b02a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カリカリ梅 | 作成日時:2019年3月31日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。