検索窓
今日:14 hit、昨日:20 hit、合計:521,498 hit

8 ページ8

そう、そこにいたのは茶髪少女ちゃん。



「どっどうしてこ「貴女に!!」

「貴女に話があるの……」

「私に?」



息を切らしながらこちらを見つめる茶髪少女ちゃん。



「どうっしたの……」



慣れない笑顔ではにかんでみるもなんだか彼女が叫んだ理由まで見透かすような気がして自分が怖くなった。















「さっきは変な態度をとってごめんなさい」

「あっうん。地味に……っていうか結構気にしてたけど、別に構わないよ」



場所を移動し近くのカフェに適当に入り私達は向かい合わせの席に座った。

茶髪少女ちゃん曰くみんなの目を盗んで抜け出してきたらしい。

そこまでする理由は不明だけど何かあることは確か……

彼女の性格と今回の行動にギャップ萌えがあったことは黙っておこう。




「いきなりで悪いんだけど私、貴女に何か感じたの」

「へ?」

「例の組織……もちろん知ってるんでしょ。江戸川君が言ってたわ」

「えぇ。まぁ」

「その彼らとは別の何か。自分でこんなこと言うのもおかしいと思ってるけど、安心する……助けてくれる……そんな感情が貴女に芽生えたの」



静かに目を閉じた茶髪少女ちゃんを瞬きしながら何度も見つめる。

らしくないことをいう彼女に驚いて無意識に



「え……」



なんて呟いてしまった。

いやだってそうでしょ。

クールの塊でできている彼女がこんな事をペラペラ……いかにも怪しい私なんかに話してくれている。

一体どういう風の吹き回しなんだ。



「貴女ってそんなキャラだっけ?」

「いいえ」



自分でキャラとか認めちゃってるし

9→←7



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (404 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1299人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カリカリ梅 | 作成日時:2017年1月28日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。