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そう、そこにいたのは茶髪少女ちゃん。
「どっどうしてこ「貴女に!!」
「貴女に話があるの……」
「私に?」
息を切らしながらこちらを見つめる茶髪少女ちゃん。
「どうっしたの……」
慣れない笑顔ではにかんでみるもなんだか彼女が叫んだ理由まで見透かすような気がして自分が怖くなった。
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「さっきは変な態度をとってごめんなさい」
「あっうん。地味に……っていうか結構気にしてたけど、別に構わないよ」
場所を移動し近くのカフェに適当に入り私達は向かい合わせの席に座った。
茶髪少女ちゃん曰くみんなの目を盗んで抜け出してきたらしい。
そこまでする理由は不明だけど何かあることは確か……
彼女の性格と今回の行動にギャップ萌えがあったことは黙っておこう。
「いきなりで悪いんだけど私、貴女に何か感じたの」
「へ?」
「例の組織……もちろん知ってるんでしょ。江戸川君が言ってたわ」
「えぇ。まぁ」
「その彼らとは別の何か。自分でこんなこと言うのもおかしいと思ってるけど、安心する……助けてくれる……そんな感情が貴女に芽生えたの」
静かに目を閉じた茶髪少女ちゃんを瞬きしながら何度も見つめる。
らしくないことをいう彼女に驚いて無意識に
「え……」
なんて呟いてしまった。
いやだってそうでしょ。
クールの塊でできている彼女がこんな事をペラペラ……いかにも怪しい私なんかに話してくれている。
一体どういう風の吹き回しなんだ。
「貴女ってそんなキャラだっけ?」
「いいえ」
自分でキャラとか認めちゃってるし
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作者名:カリカリ梅 | 作成日時:2017年1月28日 11時