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「え。先生。校長の秘書になったの……?」

「いや。校長曰く『補佐』らしい。何が違うんだろ」

「不明だな」

「謎だよ」



放課後。

久しぶりに死神君と図書室で会話。

もちろん校長のことは話した。でも死神君でもやっぱ解けない事件みたい。

事件……うん、事件だよね。



「まぁ……よかったな。先生子供嫌いなんだろ」

「うん……まぁ前よりは大丈夫かしら」

「人間変わるものだな」

「だよね」



自分でも不思議に思う。以前は子供は大の苦手だった。

でも今は意外とそうでもなかったりする。

いや、苦手ではあるけどもしかしたら死神君とか茶髪少女ちゃんで慣れたのかも。まぁ二人は中身は天才ピチピチ10代だけどさ。



「そういえば。あの後どうなったの?」

「あぁ……色々と丸く収まったけど。明日休みだろ?オレの家でみんな集まるらしいぜ。父さんはこないけど。先生もこいよ」

「あぁ……うん。わかった」



自分が何故呼ばれたのかっていうことに夢中すぎて何がどうなったかは聞いてなかった。

まぁ、大体わかってるけどさ。

丸く収まったんだ。よかったよかった。


で、明日は工藤邸に行くと……了解です。

確か物語にもあったよね。FBIのお二人さんとか来るやつ。だいぶ忘れたけど確かそう。



「それでさ。この後ちょっと用があるんだけど。先生も来てくれねぇか?」

「え。要件によるんだけど」

「いいからいいから。先生は目的地まで車を走らせてくれればいいだけ」

「……人使い荒い人」



ゼッタイなんかある。

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作者名:カリカリ梅 | 作成日時:2017年1月28日 11時

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