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『で、協力とはなんなのでしょう』
『貴方の回答によります。こちら側の味方についてくれるというなら話して差し上げましょう。いやだと言うなら諦めますよ』
『こちら側の味方……?なんですか、それ。嫌です。めんどくさい』
『即答ですね』
『当たり前じゃないですか。貴方みたいないかにも怪しいお兄さんにノコノコついてくと思います?生憎ですが私、そこまで馬鹿じゃいんで』
『そうですか……貴女らしいですね。まぁ気が向いたらいつでも連絡してください。こちらはウェルカムなので。僕の連絡先は渡しておきますね』
現在家のソファに着座中。
先程自称探偵さんと別れる寸前の会話が頭の思考を遮った。
無事帰宅するのができて良かったとは思うが一体彼は何がしたいのだろう。
そもそも自称探偵さんがメガネさんにあそこまで食らいつくということは、現在のストーリーは緋色シリーズの手前らへんという可能性が高い。
いや、いつでも彼のメガネさんに対する執着心は絶好調だけど、なんというか異常じゃないしさ……そう考えるのが1番自然だと思う。
でも、もしそうなるとすればニットさんの偽装死亡事件が起こった例の来葉峠で近いうちにカーレースが起こる……という訳になる。
まぁ、まだわからないんだけど。
しかしどうなるにしよ、結果的にここは名探偵に今の状況を聞いたほうが良いとは思う。
あやつに借り作るのは正直言って面倒だけど、どこまで原作が進んだか把握しておかなければ後々更にめんどくさいことになるのは間違いなさそうだし。
うん、私頭いい。
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作者名:カリカリ梅 | 作成日時:2017年1月28日 11時