今日:7 hit、昨日:18 hit、合計:37,547 hit
小｜中｜大
42 ページ42
2月15日……日曜。
明日からは、学校に行っても、……もう逢えない。
雪が積もったこんな日は、家の中に籠って1日を過ごすから、気持ちをごまかす術なんて全く思い付かなくて。
私はただ、想い出を辿っていくだけ……。
《仕返しっ！》
《おいっ！ 》
夏休み、テーマパークで撮った写真……。
《俺からのクリスマスプレゼント》
《やっぱり似合う》
《Aちゃんに似合うだろうなって思って》
クリスマスにもらったマフラー……。
《欲しかったんでしょ？》
《Aちゃんのためなら、俺はなんだってするよ》
《うん、似合ってる。可愛い》
《Aちゃんに嘘つかないよ》
眺めてたことを知って、買ってくれたイヤリング……。
何を見たって、何を思い出したって、
私はただ……、
あなたへの好きが増すだけなのに…………。
また逢いたくなるだけなのに…………。
あれだけ勘違いさせるような行動を取っておいて……、
それでも何も伝えてくれなくて……、
ねぇ…………聞かせて……
今……何も後悔はないの…………？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 227人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：北極星ポラリス | 作成日時：2023年2月5日 13時
