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2月13日………………………
昨日の放課後には、女子たちが混乱する姿……泣く姿……。
私は彼女たちの気持ちが、……よく分かっていた。
また今日も、空から雪が舞い降りてきていた。
さすがに、空港まで押し掛けるなんて…ドラマみたいなことはできずに、家で早く起きてしまった朝を過ごしていた。
しばらくソファーに座ったまま時間を過ごしたけれど、
そろそろ出発の時間くらいかな……と考えると……。
『さよな……、』
まだ………一生の別れなんかじゃないよね…………
またいつか……逢えるんだよね…………
いつかそんな……ドラマみたいなことが起こってくれるんだよね…………
そう信じて…………。
Aありがとう
送りかけた“さよなら”は、私の想いに相応しくなさそうだったから……、
今はただ……これしか伝えられない私を許して…………。
北人俺のほうこそ、ありがとう
バカみたいかも知れないけれど……、
ドラマみたいなこと…………信じてるの………………。
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作者名:北極星ポラリス | 作成日時:2023年2月5日 13時