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乃「あ、おかえり〜!」
乃々華ちゃんと合流して。
作戦だ! なんて考えていたことは、いつの間にか忘れてしまっていて……。
気付けば辿り着いていた家で、
今私の心を襲う、この気持ちの名前が言葉になりそうで……。
《予定より多かったから、ちょっと困ってて……》
《ありがとう》
《よろしくね》
《なんか嬉しかったから》
《乃々華だけAちゃんのこと名前呼びしてるとかズルいじゃん》
《朝も一緒に行こ》
《どういたしまして》
《連絡先、交換しよ》
《俺の大切な人だから。もし傷付けるなんてことしたら絶対許さない》
《そっか。なんもないなら良かった……》
《てか、……可愛い》
《もう2人で先行っちゃう?》
《Aちゃんも一緒にいるからかな》
《可愛かったから》
《Aちゃんのことは俺が守るから》
《繋いどけば、怖さマシになんない?》
《Aちゃんと一緒に歩いたとこが全部輝いて見える》
《今日は一緒にいてくれてありがとう》
こんなにも憶えてる……。
こんなにもたくさんのことを、無意識のうちに、心のノートに記してる……。
……私やっぱり、
好きなんだ……。
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作者名:北極星ポラリス | 作成日時:2023年2月5日 13時