スイートビター・スイートブルー (Kei)

フーエバーブルー１ ページ38

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フーエバーブルー


え、や、た、大変。

衝撃の数字が今目の前に。


ちょーっとお肉がついてきちゃったかも、

なんて考えて気まぐれに体重計に乗ってしまった。


なんとプラス３キロ。

正月太りというのか、幸せ太りというのか。



クリスマスは慧くんとちょっといいところに

ご飯食べに行って、

前から気になってたケーキ屋さんのケーキを食べた。


年末はお互い実家に帰って、

私は実家でおばあちゃんにたーくさん美味しいものを

食べさせてもらって、

久しぶりに帰ったからか、みんなに甘やかしてもらった。


そしたら、新春、こうなりました。



さすがに３キロはまずい。

最近運動してなかったしなあ。


このままだと慧くんに…


絶対に太ったってばれたくない！！



とりあえずダイエット。

でも無理すると良いことないって言うし。


甘いもの食べない。歩いて大学行こう。

夜は少なめ。１９時以降は何も食べない。


あーバイトの日は…おなかと相談。

頑張ってマイナス３キロ。欲をいえば４キロ。





ある日。大学終わりにうちに来てくれた。


『A〜？』


「はーい」


『食べないの？』


「うん。ちょっとお腹いっぱいで。
せっかく買ってきてくれたのにごめんね？」


嘘です。大好きなイチゴのショートケーキ。

すっごく食べたいんだけど。


甘いもの禁止中だし、もう１９時過ぎてるし。


『そっかー。じゃあお腹空いたら食べなね。』


これは、慧くんが買ってきてくれたから、

明日食べようかな。

賞味期限持つよね？





そのまたある日。


「この映画意外と面白かったね〜」


『んー』


気が抜けてる返事を返してきて、

彼の手はそのまま私のおなかに回ってきた。


「っあ、あったかいココアいれてこよ。
慧くんも飲むでしょ？」


危ない、おなかぷにぷになんです、今。


バレちゃうところだった〜


『飲むー。』

これも気の抜けた返事。

大丈夫。気づかれてない。



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