フェイクヒールブルー3 ページ31
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Kei Side
今日は俺のバイト先にAが来るから、
自然と機嫌が良くなってたらしい。
一緒に働いてる高木にすぐにバレた。
うわあ、ずりいーとか冷やかされて、
わいわい準備をしていると、
嗅ぎつけてきたのは一時話題になった“まほちゃん”。
伊野尾先輩の彼女来るんだーって
若干の嫌な顔をしたと思ったら、
まあいいやってあっけらかんとした顔。
嫌なのか、どうでもいいのか…?
Aと友達が入ってくると高木は、
どっちどっち!?おお可愛いじゃん。って
面白おかしそうに茶化してくる。
俺も高木も“まほちゃん”も
Aのテーブルに行く機会はあった。
彼女は無反応だけど、Aも無反応。
気づいてないのか?
Aが帰った後、近寄ってきて、
「彼女さんと目が合わなかったんですけど、
私だって知ってたんですか?」って。
『いや、教えてないけど。』
「ふーん。良い女とは言いたくないですけど、
ダメな女じゃないですね。
あ、褒めてるんですよ?」
『なんだそれ。笑 どういうことよ。』
「ニコって余裕ぶられたら、
イラっとするじゃないですか、こっちは。
だからと言ってジロジロ見られるのも癪なんで。
ちょうどいいんですよ。笑」
『ふーん、よくわかんないけど。伝えとくよ。笑』
はーいって返事を残して上がっていった。
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作者名:しんくれろ | 作成日時:2018年8月22日 19時