メモリアルブルー3 ページ25
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もう秋の冷たい風が吹いてくる時期。
ちょっと肌寒く感じつつ、
焼肉の匂いのする腕に、肩を寄せてみる。
「連れてきてくれてありがとう。
プレートもありがとう。」
『どーいたしまして。』
1年記念日だからってことで、
勢いに任せて私から手をとって、
恋人繋ぎしてみると、少しだけぎゅっと握り返された。
それが妙に嬉しくて体がポカポカしてくるから。
「慧くん!アイス食べたい!」
『えーさっきデザートプレート食べたじゃん。
焼肉にケーキにアイスって、太っちゃうよ?笑』
「今日はいいの。気にしない日なんですー。」
『そんなこと言ってるとすぐに…あーあ〜笑』
「意地悪言わないでよー 明日から運動するの。」
『じゃあ、今日は俺んちだね。』
あ、そっか。
おんなじおうちに帰らないと
一緒に食べられないんじゃん。
「しょうがないからいいよ。笑」
『しょうがないってなんだよ〜』
慧くんのおうちに一番近いところでアイスを買った。
ギリギリまで、太るな〜って言ってた慧くんも、
ちゃーんと自分の分買ってるんだから可愛い。
慧くんちに着いてからは、
お互いお風呂入ったり、着替えたり、
歯磨きしたり。寝る準備を進めていく。
『お風呂の前のアイス食べたほうがいいんじゃない?
湯冷めするよ?』なんて
私がお風呂に入る前に言われたけど、
先に入った方が慧くんがゆっくりはいれるじゃんね。
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作者名:しんくれろ | 作成日時:2018年8月22日 19時