スイートビター・スイートブルー (Kei) (ページ24)

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メモリアルブルー２ページ24

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『おまたせ～』

って慧くんが帰ってきたすぐあと、

綺麗なプレートを持った店員さんが、

私たちのテーブルに。

「おめでとうございます。」

と、置かれたプレートを見ると

“1st Year Anniversary” の文字が目に入った。

え…

驚きと感動で言葉がうまく出てこない。

「これ、慧くんが？」

『ほぇ？俺？優しい誰かさんからじゃない？笑』

「ありがとう。」

『だから、俺は知らないって。笑』

もう素直じゃないし、頑固だなあ。笑

「こういうの苦手だと思ってた。」

うーん、なんて悩むフリをしながら答えてくれてる。

『どっちかっていうと、正直興味ない方だけど、

こーゆうの、Aが喜びそうだなって思って。

なんとなく予約してみただけ。

今の時代、ポチッとするだけでできちゃうからねえ。』

ほら、慧くんがお願いしてくれたんじゃん。

分かりきってたことだけど。笑

「ほんっとうに嬉しい！ありがとう、慧くん。」

『たまには、ね。』

しょっぱいものの後の甘いものは最高って言いながら、

２人でプレートのデザートを食べて、

焼肉屋さんを後にした。

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