ジェラシーブルー3 ページ14
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あーあ、言っちゃった。
それでも慧くんは、言い返して来ない。
一緒に座ってたソファから降りて、
自室に行っちゃった。
ドアをバンッって閉めて。
気まずくて、最悪な雰囲気。
この雰囲気が嫌すぎて、
「ごめん。」
とだけドアに言って帰って来てしまった。
もし、
慧くんがなんでもないように説明してくれれば、
私だってあんなめんどくさいこと言わなかった。
自分でも分かってる。
たかがマグカップ、
たかがメッセージカード。
でも、されどリボン付きのプレゼント、
されどごめんねの“まほ”からのメッセージカード、
に勝手に脳内変換されてしまうの。
このまま喧嘩状態は嫌だから、どうにかしなきゃ。
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次の日、
今日はタイミングが悪く、
光と慧くんと3人で受けてる授業がある日。
光はすぐに察して、
光「俺いない方がいい?」
って仲直りさせようとする。
「いや、いて!お願い、ここ座ってて。」
今いなくなられても気まずいだけな気がする。
最近は光、私、慧くんの順番で座ってたんだけど、
今日は私、光、慧くんの順番で座ってる。
慧くんは何も話さないで不機嫌オーラがメラメラ。
本当に光に申し訳ない…
ノートに書いて光に見せる。
「(気を遣わせてごめん。)」
光「(大丈夫だけど、なんかあった?)」
「(あとで話聞いてくれる?)」
光「(おけ)」
やっぱりいい友達だ。
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作者名:しんくれろ | 作成日時:2018年8月22日 19時