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あれから、佐藤くんとはLINEのやりとりは切れず、
部活の合間で簡単なあいさつをするようにもなった。
同じグラウンドで部活してるから、
よく会うの。
あとは変わったとすれば、
少しだけ、佐藤くんを探すようになった。
佐藤「あ、Aさん。おつかれさま。」
「佐藤くんもおつかれさま。」
佐藤「今日忙しそうだったね。たくさん走ってたじゃん。」
「メニュー的にタイマーとかホイッスルとか多くて。」
佐藤「そうだったんだ。
じゃあ、またね。」
こんな簡単な会話も普通にできるようになった。
第一印象通りの良い人だった。
数日後のお昼。
朱里「A〜お客さんみたいよ？」
「私に？」
朱里「そう。」
呼ばれた方に行ってみると、
知らない男子、が多分数人。
どの人が私を呼んだのかな？
ん？本当に私？
男子「早く行けよ！」
男子「あの、Aさん。
今日部活の前に、学習室、来てください！」
「え、あ、わかりました…」
男子「あ、じゃあ、あとで！」
良かったな〜って男子４人が離れていく。
よくわかんないけど、部活の前に学習室ね。
朱里「終わった？なんの話だったの？」
「うーん、なんか部活の前に呼びだされた。」
朱里「え！それはもしかすると、
もしかするんじゃない！？」
「どういうこと笑」
朱里「告白！」
「ないない。全然知らない人だよ？」
ありえないことを言い出すなあ。
朱里はたまに突拍子もないことを言う。
朱里「でも、私、知ってるんだよ？
佐藤くん！」
はい！？今ここで、それ言う！？
「いや、それは、別じゃん！
元々、同じグラウンドで部活してるから
存在は知ってたしさ。お友達なの！」
朱里「でも、好きとは言われたわけじゃん？」
なぜ朱里がここまで詳しく知ってるかというと、
この前、約束してたごはんに行ったの。
質問攻めにされ、いろいろ話しちゃった。
侑李のことも…少し。
だから、侑李を好きなこともバレちゃったわけで。
朱里「で、告白されたらどうするのかな？」
「もちろん断るよ？…だって、ねえ。」
私が好きなのは、侑李だから。
朱里「大好きなゆう…」
「ああああ！もう！しーっ！」
朱里「ごめんて。笑」
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移行致します。
前編をお読みいただきありがとうございます。
引き続き後編もよろしくお願いいたします。
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作者名：しんくれろ | 作成日時：2018年8月21日 22時
