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圭人「Aちゃん、もっと薪持ってきてだって。
一緒に取りにいこ。」
「うん。もう文化祭も終わるね。
たくさん助けてくれて、ありがとう。」
圭人「いやいや、俺こそありがとう。
一緒に実行委員したのがAちゃんでよかったよ。」
「でもね、たくさん迷惑かけちゃったし。」
本当に、圭人君に任せちゃったことはたくさんある。
私がやらなきゃいけなかったことも、
圭人君がやっておいてくれてた。
2人分の仕事を1人でやっておいてくれて、
もう頭が上がらない。
圭人「それが、Aちゃんが体調不良ってことで、
うーんと、いろんな人!
そう、いろんな人が手伝ってくれたから、
俺そんなに頑張ってないんだよ。
だから気にしないで。」
「そうなんだ、でもありがとう。
クラスの子たちにも感謝しなきゃ。」
圭人「クラスの人じゃないんだけど、うーん。」
「圭人君なんか言った?」
圭人「いや!なんでも!」
薪を持ってキャンプファイヤーまで戻ると、
イチャイチャしてるカップルばっか。
圭人「なんか、こっちが恥ずかしくなってくるよね。」
「そうだね、笑。 少し居づらい感じが。」
先輩「あ、来た来たー。
もう混雑してて、ロープを押しちゃう人がいるから
注意して見回ってきてくれる?
あーそこ、ロープ押さないでくださーい!」
「すごい…大変だね。
これからが一番忙しいかも、?」
圭人「だね。Aちゃん、
巻き込まれないように気を付けてね。」
「うん。じゃあ行きましょうか。」
こうやって気遣いを忘れないところが紳士だよなあ。
見回ってる間、圭人君はあたふたしたり、
助けを求めてきたり、面白かった。笑
圭人君のかわいいところが見られて、
誰かさんと話せなくても、
後夜祭を普通に生徒として楽しめなくても、
満足です…。
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スイートビター・スイートブルー [Kei]
こちらも連載中の作品です。
全く異なるテイストのお話となっております。
よろしくお願い致します。
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作者名:しんくれろ | 作成日時:2018年8月21日 22時