13(Yuri Side) ページ13
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Yuri Side
あ、Aユニホーム着てる。
可愛い。けど、可愛いから目立っちゃうんだよ。
そのせいで【あのとき】のことがおきたんだから。
本人はそこまで気にしてるわけではなさそうだから
僕が無駄に心配してる。
涼介「知念いるだけでなーんにも話さないけど
なんかないの?」
あるに決まってるじゃん、こんなに可愛いんだから
『可愛い女の子たちの反感買いそうだね。』
涼介「おー?それはどういう意味ですかね?」
『そのままの意味だよ。』
ちょっと素直じゃない言い方だけど。
心配してるの。Aはわかんないかなあ。
大貴「Aちゃんが可愛いから
反感買っちゃうってことか〜。
可愛いって思ってるんだな〜」
『そんなことは一言も言ってない。』
あーもう、A少し赤くなってんの?
調子狂うじゃん。
素直じゃないこと自覚してるんだからさあ。
体育祭も無事終わり、サッカー部は1位、
クラスの順位は、わかんない。
興味なかったから聞いてなかった。
Aのユニホーム姿が見られたし、
いい体育祭だった、って思ってたんだけど。
予想は的中した。
涼介と片付けで体育倉庫にコーンを運んでるとき、
聞こえてきたんだ。
「ねえ、なんかさーサッカー部のマネージャーの子
目立ちすぎじゃない?
先輩にも躊躇なく声かけてるし。」
「サッカー部かっこいいって有名だからねー。
自慢してるんじゃん?」
「まあ結局調子乗ってるってことだよね。」
これAのことだよね。
あることないこと言われてる。
涼介「話題に上がってるのってAちゃんかな、?」
『そうだろうね、
この学年のサッカー部のマネージャーは
Aさんだけだから。』
涼介「女子の世界は怖いねー。」
『そうだね…。』
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作者名:しんくれろ | 作成日時:2018年8月21日 22時