【鬼滅の刃】モブですが何か？？？3

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『まあうるさい愈史郎くんは放り出して、珠世さん恋バナしましょうよ』
「させるか馬鹿」
『ｺﾞﾌｯ』


躊躇ゼロの回し蹴りが私のお腹にクリーンヒットし、思わずお腹を抱えて蹲る
フッと愈史郎くんが鼻で笑ったのが聞こえた
さてはさっきのこと根に持ってたなお前


『珠世さんはどんな人がタイプですか？ちなみに私は生き物です』
「それ範囲広すぎません？」


「勝手に話進めんな」と睨まれたけど、珠世さんと会話してたら毎度必ず睨まれるのでもう慣れてしまった私はガン無視して話を続けた


『何愈史郎くんも恋バナしたいって？』
「誰もそんなこと言ってねぇよ早く帰れ馬鹿」
『キミ私のこと毎回貶さないと死ぬ病気にでもかかってんの？？？』


私と話す度に口が悪くなる愈史郎くん
めっちゃオコじゃんカルシウム不足か？(違う)


『この天才占い師A様が愈史郎くんのタイプを占ってあげよう！』
「天才占い師じゃなくて平凡鬼殺隊士の間違いだろ」
『愈史郎くんの好きなタイプは〜…』
「話を聞け！」


そう言いながらパッと日輪刀から手を放す
日輪刀の倒れた先に居たのは


『えぇー、私…？ゴメンね、私愈史郎くんより珠世さん派なんだ…』
「誰もお前に告白してないだろ。勝手に俺が振られたみたいな雰囲気にするな」
「すみませんAさん、私もちょっと無理です…」
『…愈史郎くん、振られた者同士傷心旅行行かない？』
「振られたのはAだけだろ」






(っていうか愈史郎くんって誰が好きなの？珠世さん？)
(なッ……)
(待って顔真っ赤じゃん。トマトみたいでウケる)
(………Aさん、愈史郎が息してません…！)
(嘘だろ)

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