【鬼滅の刃】モブですが何か？？？3

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それを読み終わった炭治郎は、グッと拳を握りしめると「はい！」と元気よく返事をした


『炭治郎、頑張れよ！(お館様の言葉を額面通りに受け取った人)』
「はい！頑張ります！(同じくお館様の言葉を額面通りに受け取った人)」

『お館様直々のお願いとか、なかなかないからなぁ(お館様直々に呼び出された人)』
「そうですね…(同じく呼び出された人)」

『でも正直、水柱様っていつも無表情だし無口だし、何考えてるか分かんないし(柱だから)怖いし…(水柱と同期の人)』
「そうですか？俺は結構優しいと思いますけど(水柱が兄弟子の人)」

『まあ柱だからあんまり関わったことないし、どんな人かまだよく分かってないけど(柱と同期なのに未だ階級が戊の人)』
「そうなんですね(急成長している若手の人)」


確かに、改めて考えると柱の皆様のことって名前くらいしか知らないな
あとめちゃくちゃ強くて怒ると死ぬ程怖い(経験者)


別に知りたいとは思わないけど
しのぶ様や恋柱様や霞柱様…いやむいくんは兎も角、他の人ってこれから関わる予定ないし


そう考え事をしていたからだろうか、心配そうな顔をした炭治郎が私の顔を覗き込んで「Aさん？どうしたんですか？」と話しかけてきた


『や、ちょっと考え事』
「考え事？お腹空いたんですか？それともお腹壊したんですか？」


おい待て炭治郎、何で私の考え事がお腹空いたか壊したかの2択なんだよ
考え事がその2択とか可笑しいだろ、私だって仮にもレディだぞ
いや仮とか要らねぇわ、れっきとしたレディだわ






(たぶん、そんなだから鴉にまで馬鹿にされるんだろう)

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