【鬼滅の刃】モブですが何か？？？3

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輝利哉様が「お待たせ致しました」と開けてはならない禁断の襖を開けて言った
ここが私の死に場所なんだな…(遠い目)


『し、失礼致します…』と震え声でその後に続いて部屋に入ると、早々に驚いた表情のしのぶ様と目が合った
先程の輝利哉様に負けず劣らず綺麗な微笑みで見られ、本気で死を覚悟した瞬間だったかもしれない(真顔)


「A…？」
『ｱｯ霞柱様…』
「Aちゃんじゃない！久しぶりね！」
『お久しぶりです恋柱様…』


先日、共に戦った柱の2人からも声をかけられ、何故か蛇柱様に睨まれた
それは理不尽すぎません？？


「お前…確か何処かで…」


アーッ！思い出さなくていいです風柱様！！
スケベ柱と呼んでいたのは人生最大の黒歴史
あの時の自分には度胸がありすぎた


「それでは小野田様、無惨と会った際の状況や根城のことなどを御教示願いたく存じます」
『状況…』


猗窩座と一緒にいたら巻き込まれて飛ばされました
でもそう言えば、今度は何故猗窩座と知り合いなのか聞かれるだろう
強烈なタックルを食らったら知らない間に仲良くなりましたとでも言えばいいのか？


無言で悩み続けている私に助け舟を出すように、しのぶ様が「Aさん、ここに少し気になる新薬があってですね…」と言ってきた
おい待て誰だ助け舟だなんて言った奴
あれは助け舟じゃない、どっちかと言うと海賊の船だろ


しのぶ様による軽い脅迫によって話す他道がなくなった
私が死んでもゆうくんにお供え物すんの忘れんなよ、むいくん…(遺言)






『─────ということなんですけど…』


どうせ猗窩座のことも聞かれるだろうということで出会いから洗いざらい話すと、周りからは非難の目が


「どうして、もっと早く言ってくれなかったの…？」という恋柱様の発言により、周りも火が付いたように口を開いた


「Aさん、根城の造りとかそれを操る琵琶の鬼の術とかはとても大切な情報なんです。それを知る為だけにどれ程の隊士が頑張ったかお分かりですか？」
『はいすみません…』

「おいテメェふざけてんのかァ？上弦や無惨と遭遇した上にそいつらとかき氷を作っただァ？本当は鬼舞辻のスパイなんじゃねェだろうなァ？」
『鬼殺隊ですら辞めたいのに鬼の手先なんて命知らずな真似やる訳ないじゃないですか！』
「ほぉーん、鬼殺隊を辞めたいと…」
『ﾜﾀｼﾉﾊﾞｶｧ…』






(やはり私の口は軽かった)

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