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side藍沢
『俺たちが出会ったのは小学校の時だ。地区班が一緒で、毎日一緒に登校した。』
白石「地区班って何?」
A「住んでる場所で班に分かれるんです。1年生から6年生がまとまって。」
冴島「白石先生が通ってた学校には無かったんですか?」
白石「小学校私立で、みんな電車通学だったから。」
緋山「さすがお嬢様…!」
藤川「俺が行ってた小学校は縦割りって名前だったなぁ。」
緋山「私のとこは地域班だった!」
…謎の話が始まった。
こいつらいつまで話すんだ?
『続きを話したいんだが。』
緋山「ああ、ごめんごめんw 続けて。」
『5年の時初めて同じクラスになってよく話すようになった。』
A「よく話すって言っても、藍沢くんが無口だったから私が話しかけてばっかだったけどねw」
…少し話を盛った。バレたか。
『ま、まぁ細かい事は気にするな。で、小学校を卒業して中学校に入学した。』
藤川「部活は何やってたの?」
A「私は吹奏楽。藍沢くんは帰宅部だったよね。」
また別の話…
確かに俺は帰宅部だった。入りたい部活が無かったし、ばあちゃんを手伝いたかったからな。
『そうだ、帰宅部だ。』
緋山「で?続きは?」
『そうだな…中学に入ってからはあんまり話さなかったからなぁ。』
A「あ!修学旅行の班一緒だったじゃん!」
そういえば、そうだった。
京都と奈良だったっけ?確かあの時は…
『鹿に追いかけられた時か?』
A「そうそう!藍沢くんと鹿が睨み合っててw ホント面白かった!!」
緋山「何それ⁉ヤバい!!腹筋崩壊(爆笑)」
冴島「想像するだけで笑えます…!」
A「あの写真卒アルに載ってたと思いますよ!今度送りますね〜」
藤川「え、じゃあ連絡先交換しよ!」
白石「南さんLINEやってる?」
緋山「私にも送っといて!」
失礼な奴らだな。
普通俺の目の前でそんな会話するか?
白石「あ、藍沢先生の顔が怒ってる(コソッ)」
A「そろそろやめときましょう…」
『まぁいい。その後中学を卒業してからは会ってない。だからAが医者になっていて驚いた。』
A「こっちのセリフよ!!緋山先生のお友達とかビックリだわ。」
緋山「ねぇ、一つ聞いていい?なんで藍沢は南のことAって呼んでるのに、南は藍沢のこと藍沢くんって呼んでるの?」
そういえばなんでだったっけ?
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藍沢先生が好きな人 - 頑張ってください。これから楽しみにしてます。 (2020年9月19日 17時) (レス) id: 101530242c (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 更新再開楽しみにしています! (2020年9月19日 11時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
anier017(プロフ) - もちろん覚えてます!また更新されたら嬉しいです^^ (2020年9月17日 0時) (レス) id: a030ce827e (このIDを非表示/違反報告)
みっつん(プロフ) - この作品覚えてますよ!!!!忘れません!更新頑張ってください! (2020年9月16日 23時) (レス) id: 068c4a9540 (このIDを非表示/違反報告)
ともちゃん(プロフ) - うちこのようなお話が大好きなので、忘れてはいませんよ (2020年9月16日 23時) (レス) id: f9201e6991 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋山メイ | 作成日時:2018年8月21日 19時