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side藍沢

8時55分。もうすぐ待ち合わせの時間だ。
そろそろAも来る頃だろうか。

A「耕作ー!あれ、早いね」

『Aも同じじゃないか。』

A「まぁね。で、どこ行くの?」


期待の目で見られている…
俺はオシャレなカフェや流行りの店なんてものには詳しくない。


『緋山に教えてもらったカフェだ。ここから5分くらいで着く。』

A「え⁉緋山先生に⁉てかこの辺りにカフェなんてあったっけ?」

『誰にも教えないでいたらしい。』

A「何それw」


誘ってみたものの店が決まらず、昨日の夜緋山に連絡した。今度奢るという条件付きだったが、いい店を紹介してもらえて良かった。

『ここだ。』

A「わぁ、オシャレ!!さすが緋山先生♡」

店員「いらっしゃいませ。2名様でよろしいですか?」

『はい。』

店員「お好きな席へどうぞ。」

A「あ、そこにしよう。」

『ああ。』

カフェ(?)に来るのは何年ぶりだろうか。
久しぶりだ。

店員「注文はお決まりでしょうか?」

A「私はホットキャラメルマキアート一つ」

『ホットコーヒーを一つ』

店員「かしこまりました」


数十分後

A「ねぇ耕作。これ、良かったら使って…」

彼女が渡してきたのは、ラッピングされた細長い箱。中を開けると藍色のペンが入っていた。

A「ほら、書類とか書くのにペン必要でしょ?さっき見つけて思わず買っちゃった。」

『ありがとう。大事に使う。』


すごく嬉しい。
ペンはもちろん、彼女の優しさや気遣いも嬉しい。

この感情が恋なのだろうか…




…次の瞬間。

バタッ

A「…⁉大丈夫ですか?」

恐らく妊婦であろう女性が倒れてしまったのだ。

『どなたか救急車を!我々は医者です。診させてもらいます。』

A「旦那さんですか?」

旦那「は、はい。あのっ、大丈夫なんですか?」

A「全力を尽くします。詳しいことを教えて頂けますか?」

旦那「た、確か鞄の中に…あった!これ、母子健康手帳です。」

『28週か…まずいな。ここだったら周産期医療センターから近い。翔北からヘリも飛べる。』

A「そっか。私たちで繋げよう。」


『ああ。』

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作品ジャンル:恋愛
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藍沢先生が好きな人 - 頑張ってください。これから楽しみにしてます。 (2020年9月19日 17時) (レス) id: 101530242c (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 更新再開楽しみにしています! (2020年9月19日 11時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
anier017(プロフ) - もちろん覚えてます!また更新されたら嬉しいです^^ (2020年9月17日 0時) (レス) id: a030ce827e (このIDを非表示/違反報告)
みっつん(プロフ) - この作品覚えてますよ!!!!忘れません!更新頑張ってください! (2020年9月16日 23時) (レス) id: 068c4a9540 (このIDを非表示/違反報告)
ともちゃん(プロフ) - うちこのようなお話が大好きなので、忘れてはいませんよ (2020年9月16日 23時) (レス) id: f9201e6991 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緋山メイ | 作成日時:2018年8月21日 19時

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