藍沢さんの幼馴染は産科医 (ページ19)

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待ち合わせ場所に着くともう耕作は来ていた。
今日は最近出来た大型書店に行きたいらしい。
私も新しい医学書が欲しかったし、2人で行くことになった。

着いてすぐに医学書コーナーへ行った。
やはり空いている。

藍沢「Aはどんな医学書を探してるんだ？やっぱり産科のか？」

『うん。色々見てみよっかなって。耕作は？』

藍沢「心臓外科のだ。救命にいると脳外だけじゃなくて色々な科の知識が必要だからな。」

『なんかすごいね…』

救命って大変なんだなぁ。
私たちは医療に関する話をしながら、それぞれ買う本を決めた。
会計が終わり、近くのレストランで昼食をとることにした。

藍沢「この前Aから貰ったペン、すごく使いやすい。ありがとう。」

『どういたしまして。こちらこそ使ってくれてありがとう。』

藍沢「お礼と言っては何だが、良ければ使ってくれ。」

耕作が差し出したのは可愛い黒猫のペン。
スマホケースが黒猫だったから、選んでくれたのだろう。

『すっごい可愛い！ありがとう、大事に使う！』

耕作に…
大切な人に貰ったペン。
これは宝物にしなくてはっ！(笑)

ご飯を食べた後、映画を観に行った。
卓球のお話で、とっても面白かった。
ヒロイン役の女優さん、白石先生にそっくりだったなぁ…

その後、飲みに行くことになった。
救命の皆さん行きつけで、緋山先生もよく行くらしい。店主は変わった人らしいが、楽しそう。

向かう途中、綺麗なイルミネーションが見えた。キラキラしていて、すごく幻想的。
周りには私たち意外誰もいない。

…今だ。今言わなきゃ。

私は決意をした。