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「なんか、新鮮だね。働いてる耕作って。
ふふ、本当にちゃんと 医者してるんだ」
この男との会話で返ってくるのは、大体 言葉ではなくて視線だ。
目が覚めた時、人工呼吸器と共にICUのベッドに横たわっていた。
しばらくぼんやりとした頭で 息苦しさと戦っていたら、いつの間にか誰かが来て、人工呼吸器が抜かれた。
「私、事故にあったとき 翔北に運ばれるだろうなって思ってたんだよね。
すごく痛かったし苦しかったけど、 "藍沢先生" が見れたから ラッキーかも」
「……はぁ」
「あ〜、もう、口開いたと思ったらため息。
大丈夫？ 耕作、友達いる？」
「…俺は仕事に戻る。何かあったら、」
「ナースコール押しますよ。行ってらっしゃい」
トラックに轢かれて、骨盤と左腕が折れた。
それと、引き摺られた時に出来た外傷から大量出血もあったらしい。
一時は危険な状態になったけど、翔北救命センターの面々が私を救ってくれたと言う。
「具合はどうですか？」
「ああ、大丈夫ですよ。わざわざすみません」
「お手伝い出来ることがあれば、なんでも言ってくださいね」
「ありがとうございます」
翔北は看護師を雇うのに顔面審査もあるのかと言うほど美人揃いで、初めは驚いた。
今はもう容態も落ち着いているので、一般病棟に移っている。
耕作も橘先生も口を揃えて 退院はまだだと言うけど、
あと数日で退院出来るって 私はわかってる。
だって全然痛くないんだもん。というか一般病棟に移った時点で結構察した。
ギプスだって本当は取っていいはずだ。
「具合はどうだ、小鳥遊」
「うお、びっくりした…
なんですか？仕事復帰のお知らせ？」
「気が早いな。退院のお知らせだよ」
ノックも無しに私の病室に入ってきたのは、担当医の橘先生。
退院用の書類をヒラヒラと見せつけてきた。
どうやら数日どころじゃなかったらしい。
「どうだった、翔北での入院生活は」
「とても綺麗なところですね…あぁでも よく道に迷いますよ」
「はは、そうか。まぁでも、いい下見になったんじゃないか？」
「はい、次までには頭の中に地図叩き込んでおきます。
模様替えとかしないでくださいね」
軽口を叩きあいながら、書類に目を通す。
あぁ、退院日が待ち遠しい！
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になってます この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2019年8月21日 19時) (
レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
みみくも(プロフ) - みーさん» ありがとうございます！また更新したいと思ってるのでよろしくお願いします（ ; ; ） (2019年7月22日 22時) (レス) id: 073e7ada57 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 頑張って下さい 応援してます (2018年9月13日 23時) (レス) id: b5c3358f43 (このIDを非表示/違反報告)
るぅぅ(プロフ) - みみくも(ゆめた)さん» なとりせんせは？？？？？？？？？？？ねえなとりせんせ (2018年9月13日 19時) (レス) id: ecdc6623f3 (このIDを非表示/違反報告)
みみくも(ゆめた)(プロフ) - みーさん» わああありがとうございます…！！めちゃめちゃ嬉しいです頑張ります；；； (2018年9月13日 18時) (レス) id: 802d6d8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みみくも（ゆめた）
| 作成日時：2018年9月12日 22時
