レベル22 ページ24
船長と再会したものの、また間反対の岸まで地図なしで行けるほどの土地勘も無ければ、体力も無い。おまけにルフィが約束を果たせてないからと言って明日の朝私たちの船まで送り届けると宣言された。
結局そのまま明日の朝までお世話になることになり、今は夜。
ナミさんとロビンさんに連れられてお風呂に入ることになったのは良いものの、着替えを持っていない。そう言うと快く服を貸してくれたのだが。
(······これがスタイルのいい美女との差か)
背丈もバストのサイズも比べ物にならない二人の服を私が着るとちんちくりんになる。
袖を捲ったり、裾を織ったりして何とかなったが、それはそれで露出が多くて恥ずかしいし、他人に見せられるような肌ではないので出来れば隠したい。
しかしそんな贅沢なことは言っていられないので、二人に礼を言って甲板に出た。お世話になりっぱなしでは私の気が済まなくて、頼み込んで夜番をさせて貰うことにしたのだ。
罪悪感が働いただけではなくて、少し回避したい状況に追い込まれていたからでもある。
一室を借りた訳だが、その部屋しか空きがないので、船長と一晩生活することになったのだ。
船長と二人きりになるのが嫌なわけではない。ただただ気まずいだけだ。
さっきも一つしかないベッドにどちらが寝るかで論争しかけた。私は床で寝ることに慣れているから床で寝ると言っているのに、聞く耳を持ってくれなかった。
結局二人で夜番をする事になったのだが、正直なところ船長には眠って欲しい。
最近また隈が酷くなっている気がするからだ。言ったところで聞かないだろうけれど。
小さな溜め息を吐きながら甲板を歩くと、柵にもたれ掛かっているゾロさんがいた。
夜風が気持ちいいのは分かるが、流石にここで寝てしまうと風邪を引いてしまう。
起こそうかと近くに寄ると、気配を感じたのか目を開けた。目の前にいる人間の正体を確認すると二度寝を決め込もうとするゾロさんに思わず声を掛けると、鬱陶しそうに眉をひそめられた。
「おれは風邪なんか引かねェよ」
「いやいや、どれだけ強い人でも風邪は引きますって」
「医者みてェなこと言いやがるな、おまえ」
「そりゃあ、これでも医者の端くれですから」
きょとんとした後にそうだった、と言って笑うゾロさんは機嫌が良さそうだった。
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水飴(プロフ) - なつみさん» 初めまして、コメントありがとうございます〜！作者の私情の関係にもよりますが、いずれはどちらも書かたら良いなと思っておりますので、お楽しみにして頂けたらと思います！ (2022年9月16日 0時) (
レス) id: 4efe73e95e (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - どっちもみたいです!!!! (2022年9月15日 20時) (レス) @page25 id: dfa30137f5 (このIDを非表示/違反報告)
水飴(プロフ) - さくにょさん» コメントありがとうございます！頑張ってどちらも書けたら良いなと思っています😌 (2022年9月12日 21時) (レス) id: 6a94704c3e (このIDを非表示/違反報告)
さくにょ(プロフ) - エース、コラさん・・。どちらも気になりますね・・！ (2022年9月12日 21時) (レス) @page25 id: 075aa05b66 (このIDを非表示/違反報告)
水飴(プロフ) - グエグエさん» 初めまして、コメントありがとうございます〜！私のやる気があればいずれどちらも書くと思いますのでお楽しみに...！ゆっくりと更新頑張ります！ (2022年9月12日 11時) (レス) id: 6a94704c3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水飴 | 作成日時：2022年8月20日 16時
