2話 ページ2
朝起きるとずっと使っているタオルケットをギュッと握っていた。
ボサボサな頭を直すために、洗面台に行き顔を洗って身支度を整える。
台所に行くとエマの朝食の準備が終わったところだった。
｢エマ〜おはよ〜！｣
エマ｢エリーおはよう！
やっぱり朝は弱いね！！｣
エマは笑いながら、私に目玉焼きを渡してきた。
｢朝何でか起きれないんだよね〜｣
エマ｢そういうところは双子で凄い似てるよね！
あとタオルケットがないと寝れないのと寝起きは髪がボサボサなところ！
でもマイキーの方がエリーより起きるのが遅い！！
エリー！マイキー起こしてきてよ！｣
｢起きるかな？｣
私は不安になりながら、万ちゃんの倉庫に向かった。
万ちゃんはベッドでタオルケットを大事そうに抱きしめながら寝ていた。
「万ちゃん！！朝だよ！！｣
万ちゃんはピクリともせず、安眠を保つ。
｢万ちゃん！今日は日直だから、私先に行くよ！｣
万｢やだ！｣
｢じゃー起きよ？｣
万ちゃんはボサボサの髪でタオルケットを握りながら、母屋の居間に向かった。
居間ではエマとじいちゃんが先に朝ごはんを食べていた。
｢じいちゃん！おはよ〜｣
万｢じいちゃんおはよう｣
じい｢おう！｣
私達は席に着くと万ちゃんは目玉焼きをみてエマに文句をつける。
万｢エマー目玉焼きは裏っ返して潰せって言ってんじゃん。｣
エマ｢自分でやれば？｣
私はそんな話を横目にじいちゃんと話しながら朝ごはんを食べていた。
私達はご飯を食べ終わると学校へ行く準備を始めた。
制服に着替えて荷物の確認をしてからカバンにしまい、玄関でエマと万ちゃんを待った。
エマはすぐに来て、万ちゃんは少ししたら来た。
エマ｢マイキー今日は授業しっかり受けるの？｣
万｢今日はケンチンと溝中の方に行く。｣
｢たまには学校来なよ？｣
万｢つまんねぇし、気が向いたらな。｣
私はため息を吐きながら、歩くと学校に着いた。
ここまで万ちゃんは自転車を押しながら歩いてくれた。
万｢じゃー授業頑張れよ！｣
万ちゃんはそう言うと自転車に乗って、学校を過ぎていった。
私の席は窓側の一番後ろなので、外を眺めながら授業を受けれる。
本日最後の５時間目、外を見るとエマが体育を行っていた。
体育ではハードルが行われていて、エマはクラスの中でも一番速いでしょってほど速かった。
さすが私の妹と思っていたのを心の中に閉じ込めエマの体育を見続けた。
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加奈子(プロフ) - ラアヤさん» コメントすごくうれしいです！ありがとうございます！更新が都合上頻繁に行えないのですが、これからも佐野万次郎の双子の妹は三ツ谷の彼女を応援して頂けたら嬉しいです！ (2022年3月14日 23時) (
レス) id: 548cbf5bee (このIDを非表示/違反報告)
ラアヤ - 三ツ谷が、押しなのでめっちゃ嬉しいです！！ (2022年3月8日 1時) (レス) @page11 id: f2444fe42b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：DXザクロ | 作成日時：2022年2月28日 2時
