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Noside
ﾊﾙﾀ「あれ、ここにもAいないの？」
ｲｿﾞｳ「どうしたんだ？」
先程からキョロキョロと辺りを見渡してた
ハルタの一言にイゾウが反応する
Aの名前が出れば気になる過保護ばかりの集まりなので
なるべく自然に振る舞いながら
話の続きを聞こうとする奴らも少なくない
ﾅｰｽ「.....ねぇマルコ隊長。今夜、このままどう？」
ﾏﾙｺ「.........。」
ﾅｰｽ「...聞いてらっしゃらないの？」
そしてマルコも例外ではなかった
ﾊﾙﾀ「それがさぁ、酔ってて顔赤くなってたから
水飲ませに行かせたんだけど、
取りに行った以来見かけてなくて。」
ｻｯﾁ「はあ！？Aいねぇのか！！？！？」
ﾏﾙｺ「なんで自分で水取りに行かせたんだよい！！！」
ﾊﾙﾀ「えー、俺が怒られるの...。」
美人ナースなんて気にも止めていないマルコと
Aがいなくなったと聞いて大騒ぎな過保護たち
宴そっちのけで捜索が始まろうとしている中
なぜか一人だけ余裕そうな顔をしている
イゾウにマルコが声をかけた
ﾏﾙｺ「イゾウ！お前なんでそんな平然としてられるんだよい！」
ｲｿﾞｳ「だって、お嬢はずっとあそこで歌っているからねぇ。」
ﾏﾙｺ「...歌？」
イゾウの目線の先をマルコが追う
するとそこには船の一番上にある見張り台で
翼を広げ、切なげに歌うAの姿があった
耳を澄ませば確かに聞こえてくる、
凡そ海賊には似つかわしくない綺麗な歌声
月をバックに歌うAは凄く美しかった
ｲｿﾞｳ「いわゆる子守唄だろう。」
ﾏﾙｺ「子守唄？」
ｲｿﾞｳ「あぁ。...あそこ見てみろ。」
イゾウが指差した先には
水面から顔を出して泳ぐクジラの群れ
心做しか、喜んでるようにも見える
" 動物や人を癒す力を持つスズスズの実 "
＿＿＿実自身が食べる人を選んで実ると言われてるほど
この実の能力者は心が綺麗な人しかいないらしい＿＿＿＿＿
いつしか本で読んだ文を思い出すマルコ
あの迷信は本当なんだなと改めて思っていた
しかし
そんな実を食べたAをめぐって
一波乱起きることは
まだ誰も知らないのであった＿＿＿＿
．
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文ストオタクの一般人 - 主ちゃんは当然としてマルコ？可愛すぎよ？男、、、だよね？ﾊﾆｬ( ^ω^ ) (2023年4月22日 17時) (
レス) @page43 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
N - 自分の誕生日でビビった (2023年3月18日 22時) (レス) @page1 id: 86e1b947ce (このIDを非表示/違反報告)
もも - すごくおもしろくてきゅんってしました☺︎ (2022年12月17日 12時) (レス) @page44 id: 1970efe780 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜空愛 | 作成日時：2022年7月13日 3時
