私を守ってください！

挨拶 ページ10

コンコン


日「琢磨様よろしいでしょうか」



琢「いいよー」



がちゃ


日高さんと一緒に部屋に入る
私を見るなり、興味津々に見てくる琢磨様



琢「なに？新人？」




A「本日よりこちらで働かせていただくことになりました、Aといいます。よろしくお願いします」




西島さんに言われた通りの挨拶をする




琢「よろしく！俺、宇野琢磨！」




A「存じております」




宇「そこにいてもなんだから隣、座りなよ」




A「え？」




日「(小声)断れ」




A「そんな、滅相もありません」




琢「いいから」




自分が座ってる隣をポンポンと叩く琢磨様
困ってあたふたしてると不機嫌な声が降る




琢「なに？新人のくせに俺のいうことが聞こえないの？」




A「え、いや」




琢「じゃあ、おいで」




ニコニコしているが、目が笑っていない
恐る恐る一歩ずつゆっくり歩いていく




日「(小声)なんかあったら俺が助けてやる」




その言葉に少し安心が生まれる
私は言われた通りに座った




琢「いくつか質問していい？」




A「はい」




琢「なんでここにきたの？」





A「浦田直也の弟で、ここに誘われました」




琢「弟？」




A「はい」




琢「ふーん。俺の第一印象は？」





A「とてもおしゃれな方という印象を受けました」





琢「好きなタイプは？」





A「優しい人ですかね」





琢「俺の専属にしてやるって言ったらどうする？」





A「専属…ですか？」




予想外の言葉に固まってしまう
そんな私に構わず、にやっと笑って私を見てきた




琢「なんで、そんな格好してるわけ？」




A「え？」



ぐいっと肩を捕まれる































琢「お前女だろ」

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