私を守ってください！

宇野家 ページ5

《次の日》



A「ほえ〜」



目の前に広がるのは大きすぎる家
多分私の家の50倍くらいある
こんなところが職場なんて、友達になんて自慢しよう
それより



A「どうやって入るんだろう？」



ギィィィィ



いきなり目の前の門が開く



A「え？」



なんで開いたのか疑問だったけどとりあえず中へ




A「お邪魔しまーす」




門から玄関までは遠くて、毎日これはつらいなと思いつつ大きなドアの前にたつ
あ、玄関どうやって入るんだろう




？「あれ？可愛いじゃん。ちょっと、こいよ」


玄関の前で玄関への入り方を模索していると
ぶっきらぼうな言葉で話しかけられる
急に捕まれる腕




A「ちょっと、やめてください」





？「いいじゃん」




Tシャツにジーパンというラフな格好に茶髪の頭
こういうチャラい人、苦手なんだけどな





日「琢磨様。どうされました？」





振り向くと身なりも顔も整った一人の男が歩いてくる




琢「日高！」




日「お客様です。手荒な真似はしないように」




琢「はいはーい」





日「今日はどうされました？」





A「あの、今日から出勤で」




その瞬間強く捕まれる腕
痛いっ、と叫びそうになった瞬間、口を塞がれる




日「騒ぐな。こっちこい」




"日高"と呼ばれる男の人に連れていかれたのは屋敷の玄関を入って階段を上がった奥の部屋

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