私を守ってください！ (ページ35)

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側にページ35

與side

Aが心配になって、直也くんの忠告を無視してAの部屋にきた

がちゃ

與「また鍵閉めてへんやん」

本当に無防備な

A「誰…ですか？」

與「また鍵閉めてなかったで」

與「與さん！」

バサッ

A「すみません！」

俺が声をかけるなり、立ち上がって頭を下げるA
案の定、気を使われてる

與「そんないいって笑女の子の日やろ？寝てなって」

そういうとベッドにうずくまった

與「ココアいれるから待っててや」

A「…すみません」

與「今、日高があれ買ってきてくれるから心配せんでええよ」

A「すみません」

與「助け合いやろ？謝らんでー」

タイミングよく出来上がったココアをAの前に出す

與「どーぞ」

A「いただきます」

與「実は直也くんにAは気を使うだろうから一人にしてあげてー、言われたんやけどな。一人で虚しいかなって思って来てもうた」

A「まあ、少しは」

與「じゃあ、ここにいる！」

A「お仕事は？」

與「いなかったら誰か変わってくれるやろ笑」

A「え、いいんですか笑」

與「最年少の特権や！笑」

そういうとクスリと笑うA

與「なあ」

A「？」

與「休みの日でもウィッグ付けてるん？」

A「バレたら大変なので。そろそろ髪切ろうと思ってますけど」

與「俺、長い髪好きやで」

A「え？」

與「だから切らんで」

驚いた顔をするAから目をそらす
俺の心を読まれるかもしれんから

與「なんかあったかいもの作るから待っとき」

A「すみません」

與「こういうときはありがとう」

A「ありがとうございます」

Aの頭を撫でてキッチンに向かう

與「なんやねん、このドキドキ」