私を守ってください！ (ページ22)

今日:9 hit、昨日:2 hit、合計:61,485 hit

対抗ページ22

西島side

西「俺がダメ」

A「え？」

何言ってんだろ、俺
そう思ったときには遅くて、
秀太が俺のことを睨んできた

末「そいつに用あるんだけど」

A「は、はい！」

俺の腕からすり抜けようとするAの体を抱き締め直す

A「西島さん？」

西「用って何？ここで言えないこと？」

末「西島に関係ないだろ」

なんで俺、秀太につっかかってんだろ
どうしてAを抱き締め続けてる？

A「西島さんどうしちゃったんですか？」

西「ごめん」

手の力を緩めると、すぐにAの手を引く秀太
秀太もしかしてAのこと…

西「どこ連れてくつもり？A午後からだし、疲れてるから寝かせた方がいいんじゃない？」

末「俺の部屋で寝かす」

西「そんな危ないことさせられるかよ」

末「西島と部屋いる方が危ないだろ」

西「は？」

末「は？」

A「えっ…と」

末「いいから！」

西「何が、"いいから！"だよ！」

浦「にっしー！」

遠くから聞こえるのは浦田さんの声

末「呼ばれてるけど？」

西「どうでもいいよ」

いやー、どうでもよくはないでしょ(^-^;

がちゃ

浦「にっしーいる？あ、にっしーいた」

A「おはようございます！」

浦「おはよ」

西「今、取り込み中なんだけど」

浦「ごめん。部屋にいったらいなかったから。実彩子のやつの資料に誤りがあったから直しといてほしいんだけど」

西「…わかった」

浦「それよりドア開けっぱだったけど？」

末「Aが仕事いくまで俺がこいつの面倒みるから大丈夫」

浦「そ？ならいいけど」

西「なにもすんなよ」

末「西島じゃねえからしねえよ」

西「は？」

浦「まあまあ！にっしーいくよ」

部屋を出る間際に秀太と目が合う

………なんで俺こんな対抗してんだろ