私を守ってください！ (ページ20)

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西島さんページ20

A「ん…」

朝の光で目を覚ます
昨日は確か玄関掃除してて…そのまま寝ちゃったのか！

急いで飛び起きると、昨日の朝と同じ景色

A「私、戻ったんだっけ…？」

西「起きた？」

A「西島さん！？」

ベッドから立ち上がる
呆然とする私の前をコーヒーを飲みながら歩いてくる西島さん
セットされてない髪、スーツじゃないパジャマ姿
なんか新鮮でどきっとしてしまう

西「まだ時間じゃないから寝てていいよ。もしかして起こしちゃった？」

A「とんでもないです！」

それより

A「あの〰️私はなんでここに」

西「俺がつれてきた」

つれてきた…？

西「ははっ笑なんも覚えてませんーって顔してるね笑」

そう言ってまたコーヒーを口に運ぶ

西「玄関先で寝ちゃってたから、ここまで運んだの」

え！？
やっぱあのまま玄関先で寝ちゃったんだ…！

A「ごめんなさい！迷惑かけるつもりはなかったんです！すみません！」

なんてことを…
そんな迷惑をかけていたとは

西「謝ること違うでしょ？」

A「え？」

西「一人であんなとこで寝てたら危ないでしょ！」

A「すみません、、、、」

西「もっと女の子って自覚もって」

A「すみません」

西「正体がバレるのはやばいけど、正体がバレたあとのことも考えて」

A「あと？」

バサッ

急に体がベッドに落ちて、目の前には天井と西島さんの顔

A「ちょっ」

必死に抵抗しようとしても、ぴくりとも動かない
男の人ってこんなに力強いの？
押さえられた手首が少し痛い

西「男の格好しても、女の子は女の子。もっと自分のこと大切にして」

そういって私の上から降りる

西「手、痛かったよね。ごめんね」

A「いえ」

西「俺らもAのこと守るから、Aも自分を大切にしてあげて」

A「はい」