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寝不足 ページ16

Aside



與さんに起こされて、出来るだけ早く身支度を済ませる。
鏡を見ながらウィッグをつける




A「切っちゃおうかな…髪」




與さんに切ってもらおう


がちゃ



與「遅い!」



A「與さん!?」



外に出ると與さんが壁に寄りかかって立っていた



A「待っててくれたんですか?」




與「Aは無用心やからな」




A「すみません、ありがとうございます」




與「ほな行くで」



與さんのあとを歩く
長い廊下が私にはまだ向いていないみたい
どこまでも続いているのがなんか怖い

あ、それより




A「與さんって髪切れたりします?」




與「まあ。ってか、執事は基本なんでもできるで」



なるほど



A「私の髪、切ってもらってもいいですか?」




與「え?」




急に立ち止まる與さんにぶつかってしまう




A「すみません。どうしました?」




與「切っちゃうの?」





A「毎回ウィッグつけるの大変ですし。もうすぐ切ろうと思ってましたし」




與「ええの?」




A「はい」




與「…わかった」




その時なんで與さんが躊躇ったのか私にはわからなかった









待機室に入るとまだ誰もいなかった。
その中で掲示板の説明や、諸々の説明を受ける。
私は必死にメモを取って、與さんは私のスピードに合わせて喋ってくれる



與「初めは色々大変だろうけど、もっと気楽にやったらええよ」




A「はい」




與「俺たちにもっと頼ってええからな?新人執事はお手伝いさんと同じことしかさせてくれへんもん。体力的にもきついやろ」



A「大丈夫です」




眠い瞼を必死に上げる
と、急に與さんが顔を覗きこんでくる



A「どうしました?」




與「A寝てないやろ?」




A「え?」




與「しゃーないな。朝の仕事は俺が適当に理由つけてやっとくから、昼まで寝ててええで」




A「とんでもないです!私がやります」





與「ええから。その代わり!ちゃんと寝てな」




A「そんな」




與「先輩からの命令」




昨日、秀太にも言われたなそれ(・−・ )




A「それは…ずるいです」




與「笑じゃ、ゆっくり休んでなー」




鏡の前で身なりを整えて、颯爽と出ていく與さん
ソファに横になった瞬間、私はすぐに夢の世界へと引き込まれた

女の子→←無用心



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kanomi(作者です!) - 真ちゃん依存性さん» 遅くなってすみません!これから頑張っていきます! (2020年5月8日 9時) (レス) id: 081d8a5623 (このIDを非表示/違反報告)
真ちゃん依存性(プロフ) - 久々の投稿ありがとうございます!続きを楽しみにしてます! (2020年5月7日 23時) (レス) id: e05ac3d17c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃海(プロフ) - 更新待ってます! (2018年12月24日 0時) (レス) id: 0b2e998f46 (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - リーダーオチがいいです!! (2018年12月12日 21時) (レス) id: 28390e491a (このIDを非表示/違反報告)
Lemonaめろんそーだ。(プロフ) - 誰オチでもいいです!頑張ってください!!! (2018年12月5日 19時) (レス) id: 410f0c8008 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kanomi | 作成日時:2018年8月12日 23時

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