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代わり ページ14

末吉side



末「ここがお前の部屋」



A「ひ、広い…」



目の前で驚いて一歩も進めないAの手を引く
部屋中を見回しながら、手を繋いでることに触れることもないくらい驚いている


A「あっ…!」



末「ん?」




A「しゅ、秀太。そ、その…手」




末「え、あぁ」




繋いでいた手が離れる




末「嫌だった?ごめん」




A「嫌じゃないけど、恥ずかしくて。でも振りほどくのも申し訳ないし」





末「振りほどけよ」





A「え?」




末「この屋敷の男に手捕まれたらふりほどけ」





A「うん」





Aには危機感がない
だから余計に守ってあげたくなる





A「ベッドにダイブしていい?」





末「どーぞ笑」





そういうと助走をつけてベッドに突っ込むA





末「怪我すんなよ笑」





A「ありがとね」





末「なにが笑」





ベッドから起こした顔は少し切ないような




A「本当のこと言うと、秀太とは一番最後に打ち解けると思ってたの」




末「なんで?」




A「みんな陽気な感じだし、優しいし。でも、秀太はどこかミステリアスなところがあって、私のことどう思ってんのかわかんなかったから」



嬉しそうに笑いながら下を見続ける
俺から目をそらし続ける



A「嬉しかったの。名前で呼んでって言われたのが。それが例え、秀太の中での違う人だったとしても」



末「違う人?」




A「日高さんに聞いた。昔、私と同じ境遇の子がきたって」




日高、話したのか。




A「みなさんが大切にした人の代わりが務まるかはわからないけど。私を守りきれたら、みなさんの後悔は消える」




Aの姿がとても小さく見えた
Aが代わりなんて




末「代わりなんか務まらねえよ」




A「ごめん。わかってる」




末「わかってない。俺はそいつとお前を重ねてなんかない、後悔を消すためにお前を守ってるわけでもない。俺の意思で、"A"を守ってんの」




今にも壊れそうなAを抱き締める
こいつを悲しませたりしない、絶対守る、きっとこの時からだ。本気でそう思ったのは





末「お前は代わりなんかじゃない」

無用心→←名前



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kanomi(作者です!) - 真ちゃん依存性さん» 遅くなってすみません!これから頑張っていきます! (2020年5月8日 9時) (レス) id: 081d8a5623 (このIDを非表示/違反報告)
真ちゃん依存性(プロフ) - 久々の投稿ありがとうございます!続きを楽しみにしてます! (2020年5月7日 23時) (レス) id: e05ac3d17c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃海(プロフ) - 更新待ってます! (2018年12月24日 0時) (レス) id: 0b2e998f46 (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - リーダーオチがいいです!! (2018年12月12日 21時) (レス) id: 28390e491a (このIDを非表示/違反報告)
Lemonaめろんそーだ。(プロフ) - 誰オチでもいいです!頑張ってください!!! (2018年12月5日 19時) (レス) id: 410f0c8008 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kanomi | 作成日時:2018年8月12日 23時

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