私を守ってください！

名前 ページ13

Aside



A「終わったー」



この多すぎるトイレを清掃した私なら、もうこの先なにを命令されても大丈夫な気がする。。。

道具をもって、外に出る



末「A」



A「末吉さん？」



末「掃除終わった？」



外に出た瞬間話しかけられたから驚いたけど、すぐに末吉さんだとわかった



A「今、終わりました」



末「自分の部屋とかわからないでしょ？それ、俺らの待機室置いてきたら、部屋まで案内するね」




A「わかりました」



スッ


さりげなくトイレ掃除の道具を持ってくれる末吉さん



末「じゃ、いこっか」




A「私が持っていきます！」




末「いいよ。疲れてるでしょ？」




A「だめですよ！」




末「いいから」




颯爽と歩いていく末吉さん




A「末吉さん、ごめんなさい」



末「謝ってほしくて持ってる訳じゃないよ？こういうときはありがとうって言ってほしいな」




えくぼを見せながら笑うから、どきっとしてしまう



A「ありがとう、、ございます」



末「よくできました！あ、あと、末吉さん呼びやめてよ」



A「名前呼ばれるの嫌でした？」



末「そうじゃなくて笑俺もAって呼んでるからAも俺のこと秀太って呼んでよ」



A「むりですよ！先輩なのに！」




末「じゃあ、先輩の命令！」




ずるい…(；・ω・)




末「ほら早く！」




A「…秀太」




末「なーにー(^○^)」




満足そうな末よ…秀太




A「満足そうですね」




末「敬語使ったら罰金」




A「は！？」




それは借金ある私へのいじめですか




末「はい、よーいスタート！」




A「え、あ、」




敬語を使わないなんて、結構私にとってはレベルが高いことでなかなか話せない
長い廊下に二人が歩く音だけが響く



末「あ、ついた。ここで待ってていいよ」



そういうと秀太は中に入っていった



守ってくれるのはきっと５人の約束だから
私を仲間だと思ってくれてる訳じゃない
それでも


A「秀太…か」


その名前を口から出す度、仲間にいれてもらえたみたいで、とても嬉しかった

代わり→←重ねる

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す