partner 2

angelとdevil ページ2

ar side

はぁ〜、山田に素っ気なく言ったけど内心叫びまくっている。
山田から言ってくれるなんて夢かと思った。
でもがっついて引かれたらそれこそ悲しいし落ち着いてる感じを出したけど…大丈夫かな？

悶々と考えていると風呂を上がってふわふわの乾きたての髪で物凄い色気と可愛さを備えた山田が来た。

「大ちゃん、上がったよ…んと、ご飯食べる？俺は少し楽屋で食べてきたからあんまりお腹は空いてないけど…」
『んや、俺もいいや』

それじゃあ…することは一つなんだけど何となく黙ってしまう。
俯いていじいじしている山田の手を取って寝室まで連れて行く

『ブレスレット、してるんだ…』
「ん、安心するから…」
自分で聞いておいて悶えてしまう
『その、playするけど…何したい？』
「kneelと、り…lick(舐める)と…strip(脱ぐ)ができたらしてみたい」
「みんなね、ご褒美を増やしてもらったりとかでできるようになるんだって、だから…無理しないから、ちゃんと嫌だったらセーフワード使うから…」

こんなに考えてくれてるのか。
『…ん。わかった。無理だけはするなよ？』
部屋の電気は消してベッドサイドの灯りだけにした。

少しでも落ち着いて出来るように、手を繋いで。
『山田、kneel』
今度はすんなりとラグの上に座ることができた山田。心なしか嬉しそうだ。
『good boy、いい子』
『じゃあ次な。俺の指舐めれる？…lick』

人差し指を差し出すと小さな手で掴んで恐る恐る舌を出していた。
赤い舌先が指に触れる。子犬がじゃれる様にぺろぺろと舐める。
その光景に、行動に満足して山田を褒める。
『good boy、次も出来る？』
「できる…、これがあるから安心する…」

ブレスレットを撫でながらふわりと微笑んだ山田は天使の様で。
若干やられながらも次のcommandを出した。
『strip、先ずは上だけでいいよ』

その命令は少し応えたのか先ほどまでの命令より倍以上の時間をかけてやっと上を脱ぐことができた。
その肩に寒くないようブランケットをかける。

『いい子、偉いね山田』
『下も…脱げる？ブランケットしたままでいいから』

ベルトを抜き取ってボタン、チャックと順に外す。
後は脱ぐだけ。俺から隠すようにして前かがみになりながら下も全部脱ぎ終わった。

『山田！よくできたな、前から成長してる！頑張ったね。good boy』
キスを落として撫でてハグをして。
俺はこれだけで満足だったのに。
無意識の悪魔はこう言ったんだ。

「ねぇ、…もう終わり？」

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