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★前回からの続き★ ページ32

今はアメリカ留学に行ってる圭人。
本音を言えば一緒に12周年を迎えたかった。
でも、いつも少し内気で一歩引いたところにいる圭人が自分でアメリカに行くって決断をした時は戸惑いもしたけど、頑張れって思った。アメリカ留学は決断するのにすごく勇気いったと思う。
俺たちは待ってるから。でもその分進んでるから。
圭人が強くなる分、俺たちも頑張るから。


ym「色々あったなぁ〜、ほんとに、たくさん…」

いつも俺らの先を行ってくれた山田。
��センターだから��って言われて辛い時もあったと思う。
俺らにはわからない苦しみもあったと思う。
これまでの事を振り返ったら何日あっても伝えられない感謝。


俺らはこんな事しか言えないけど。
これからも、この先も…


「ありがとう」

end.

〜Twitter未公開シーン〜
メンバーside

ポロポロと泣き出した山田。
必死に止めようとしている。

「あれっ…な、で…とまんなぃの…」

「ありがとうって言うのは俺の方…、なのに」

これまでの思いが溢れて、こぼれて。
いつしか俺らも泣いていたんだ。
でも悲しい涙じゃない。

笑って、感謝の言葉を口にしながら泣いている。

そんな時、ただただ空気の読めない機会が８つ立て続けに音を立てた。

「あ…圭人からLINEだ…。グループの方だから俺が見るよ」

山田のスマホにみんなの頭が集まった。


"Dear. Hey!Say!JUMPのみんなへ
みんな、久しぶり。
元気にしてる？俺は元気だよ！
夜遅く？にごめんね、まだこっちは昼なんだ…
今日は日本時間で言えば9月24日なのかな？12周年おめでとう。
声聞くと会いたくなっちゃうから…だからLINEだけで許して？
これからも頑張って。俺も頑張るから。
応援してる。ドームコンサート頑張ってね！

P.S アメリカはあったかくなって過ごしやすくなってきたよ。そっちは秋？かな。風邪ひかないように気をつけてね！

From. 圭人 "


「圭人らしいわ〜、俺たちのことより自分の事心配しろってな！…本当に、ほん…とに、っ…バカじゃねぇの…」

こう言っててもスマホを握る手は強く、抱きしめるようにしてて。
画面に水滴が落ちる。
��会いたい��と山田の心の声が聞こえたような気がした。

「頑張れよっ…圭人…」

微笑む山田の頰をまた、一筋の涙が伝った。

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