待ってるよ ページ9
「まぁ、Aも少し口の聞き方が悪かったので、これからは気を付けましょう。
麗佳。思春期なんですから、少し位は許しましょう」
「…そうね。ごめんなさい。こんなことで怒りすぎちゃいけないわね」
母は、父の前ではしおらしくなる。
「それでは僕は部屋で仕事をしてきますね」
父はエリートで、仕事に追われる毎日を送っている。疲れているのにも関わらず、母と私の仲を取り持っている。
きっと大変だろうに、嫌な顔ひとつしない。
私は父が大好きだ。
「さて。克喜さんもあっちに行ったから、文句くらい言わせてもらうわよ。
…あのね。あんたがいなければあたしはゆーっくり休めるの。博己や美麗はすごくいい子だからいても苦じゃない…いいえ。
すごく癒されるわ」
「貴女と一緒にいると、癒されるどころか、
ストレスが溜まる」
もう、駄目だ
博己兄さんや美麗は愛されていても、私は要らないんだ
「…そうだよね。
私、今日だけでも出てくね」
「そうしなさい」
止めてくれない。
やっぱり。
「…」
電話を掛ける
「もしもし。」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
60人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫 - うぅ、続きが気になります・・・!どうか、一話でもいいので更新してほしいです。待ってます・・・!! (2020年6月14日 4時) (レス) id: 96098a2a12 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:西宮柚芽 | 作成日時:2018年9月3日 2時