勿忘草-ﾜｽﾚﾅｸﾞｻ-９

138,影響力 ページ22

魔人ブウは自分でお家を建て、楽しそうに地球の各地で暴れていた。
そのころ神の神殿では悟空をあの世につれていくため占いババがやってきていた。



占いババ「悟空、そろそろ時間じゃ あの世に帰るぞい」

悟空「そうか……うんわかった
ピッコロわりぃがあとは頼んだ」

ピ「わかった」



皆が悟空の周りにやってきて、悲しげに見つめていた。
おのおの別れの挨拶をしているとチチに悟空が声をかける。



悟空「チチ…そう落ち込むなおめえにはまだ、悟天がいるじゃねぇか」

チチ「でも、もし魔人ブウに殺されちまったら…」

悟空「心配すんな
いまやってる技が完成すればぜってえ負けやしねぇ」



チチは微笑む悟空をみて、こくりと頷いた。
「あの…」とビーデルが悟空に話しかける。



ビー「わたし悟飯くんはまだ、生きてると思うんです。」

悟空「そうだな生きてるといいな」

ビー「はい…」



占いババに行くぞと声をかけられ、悟空は空へと飛び立とうとする。

しかし、悟天が両手を上げてなにかして欲しそうに声が漏れた。

チチがピンと来たように、抱っこをねだっていることに気づいたそれを悟空に伝えると悟空は賑やかに悟天を抱き上げたのだ。



悟空「悟天、母ちゃんを頼んだぞ！」

悟天「………うん」

悟空「じゃぁみんな！
しんだらまた、会おうなーーー！」



悟空が飛び立ち、空へと消えていった。
縁起でもないとクリリンは呟く、孫悟空らしいお別れの挨拶だった。

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