勿忘草-ﾜｽﾚﾅｸﾞｻ-７

99,心臓の音※ ページ9

悟空の声を聞いた数日後、天下一武道会に出場するブロリーのためにテトルは立ち上がった。



「あっブロリーこれから時間あるかな」

ブロ「なにか、あるのか？」

「うん、みんな天下一武道会のために修行してるみたいだからブロリーも修行しない？」


大丈夫だとは思うが、念のためにとブロリーの気をコントロールする練習に声をかける。



ブロ「テトルと？」

「ええ、相手になれるかわからないけれど
……どうかな？」

ブロ「やろう、修行」


頷くのを確認してから、ブロリーとテトルはブルマの私有地である山、後に管理をすることになった山にやって来た。
鬱蒼と茂る森の中ブロリーとテトルは向き合っている。



「いい天気だね、」

ブロ「そうだな」


チチチと小鳥が空を飛ぶ、雲が流れていくのを見て平和な地球の暮らしに慣れきった身体に鞭をうつように気を溜め込む。

一気に放出させると、周りにいた動物たちが慌ただしくテトルのいる周辺から逃げていく。
否、テトルは彼らを守るためにわざと気を放出させたのだ。



「さてと、はじめよっか
気のコントロールについて学んでいこう
そのためには、本気で、ね？」

ブロ「…いいのか？？」


心配そうに見つめるブロリーに反して、自信に満ち溢れた表情を見せるテトル。

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