勿忘草-ﾜｽﾚﾅｸﾞｻ-７

┗その3 ページ26

悟飯はビーデルに寄り添い、声をかける。
が、気を失っているのか返答がない。



悟飯「ビーデルさん！！」

ビ「……」


そんな彼らにいてもたってもいられず、テトルはチチとブルマにビーデルの元へ行くと言って駆け出した。

選手控え室に紛れ込み、ビーデルが運ばれたであろう救護室に向かうテトル。



「ビーデル！」

サタン「なんだ？！次から次へと…！」


ビーデルさんの父サタンと医師だろうか何人かいた。
他にも部屋には悟飯もいる。

テトルがかけよりビーデルの傷の具合を確認した。



悟飯「テトルさん、どうしてここへ？」

「ビーデルが倒れたのをみて、とんできたの！
ぁ、ビーデル痛いだろうに……」


切り傷に殴られたからか、内出血も至るところに出来てしまった。

すると、悟空が瞬間移動で部屋に突然現れ、辺りにいたサタンたちは驚きを見せる。



悟空「仙豆とってきたぞ」

悟飯「ビーデルさん、騙されたと思ってこの豆食べてみて？」

ビ「あ、あなたのことだから、きっと不思議なことが起こるんでしょ？」


こくりと頷く悟飯からビーデルは仙豆をもらい、カリッとおとをたてて食べた。
食べた瞬間、ビーデルははっと体に痛みがないことに気がつく。



ビ「な、治ったー！！！」

「ビーデル、よかった！」


ビックリ仰天なサタンたちをそっちのけに、テトルはビーデルに抱きついたよかったよかったと、ビーデルの頭を撫でて喜びを露にするのだった。

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