勿忘草-ﾜｽﾚﾅｸﾞｻ-５

┗その2 ページ28

埃をかぶり髪はぐしゃぐしゃ、所々鳥の羽がくっついている。



ビー「ちょっと！二人とも聞いてるの？！」



声を荒げながら少年たちに、渇をいれるも聞き耳も持ってくれない。
落ち着くために、諦めをふくめた溜息を吐く。



悟天「あとひとつだね！」

トラ「そうだな！」



やっとの思いで集めたボールを大事に持ち、最後のドラゴンボールを探すべくレーダーに表示される場所へとむかっていく。

子供の元気さに、またひとつ溜息をがこぼれるビーデルであった。


先ほどの海岸からすこし離れた、山奥へとやって来た３人。

泉の中にキラキラと光り輝く石をみつける。
持ち上げてみると。それは水晶の原石であった。



ビー「わぁ。綺麗素敵〜！！」

トラ「女ってそういうの好きだよなぁ」

ビー「なによ、悪い？」



べ、別に悪いっていてないじゃんか！
と怒らせまいとそそくさと去るトランクスに、ふんっと鼻をならした。



悟天「おなかすいたぁー……あれ？」



先を歩くグゥとお腹をならす悟天は、行く先に村をみつけた。パッと顔を明るくなる悟天。



悟天「あそこに、村があるよトランクスくん！
あそこでご飯を貰おうよ！」


といってはしりさっていく、それはもうすごい早さで。



トラ「あっ悟天だけずるいぞ！！！」

ビー「ちょっと！
待ってよ、一人にしないでよー！！」


トランクスも続いて走りだし、ビーデルふさっと水晶をポケットに入れて二人を追いかけるのであった。

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