勿忘草-ﾜｽﾚﾅｸﾞｻ-４

49,不利な状況 ページ10

早朝テトルは鳥の鳴き声で目が覚めた。



「ん？……ブロリー？」



横にいたブロリーがいないことに気がつく。
まだ、布団が暖かいことから先程までいたのだろうと、テトルは思い体を起こした。


身支度をし、テトルは台所へとむかった。
朝食を用意する。



戦闘員「よう、嬢ちゃん。」

「おはようございます」



テトルがコトコトと煮詰めていると、戦闘員の何人かが台所へやって来た。



戦闘員「朝食は必要ないぜ？」

「……？それは、どういうことですか？」

戦闘員「嬢ちゃんは、俺達と宇宙船に乗ってもらう」



戦闘員の言葉に首をかしげる。
鍋の火を消してテトルは戦闘員に体を向けた。



戦闘員「パラガス様の命令だ。一緒に来てもらおうか？」

「断ると言ったら？」

戦闘員「力ずくでもつれていく。」



戦闘員の腰には光線銃がある。
テトルは静かに、戦闘員を睨んだ。

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