勿忘草-ﾜｽﾚﾅｸﾞｻ-４

┣その3 ページ12

咄嗟に窓に身をのりだし、凄まじい気を感じた方向へ顔を向けた。



ぉぉぉぉおお…………



ブロリーの声が聞こえる。
テトルは窓からブロリーの気を感じる、方角へ飛び出そうとした。


カチリ



「なんの真似ですか」



戦闘員達はテトルに向けた光線銃を構えていた、今にも打とうとしているかのように。



戦闘員「ヤツを止めにいくんだろう？
行かせないぜ嬢ちゃん」

「それが、パラガスさんからの命令ですか？」



戦闘員はニヤリと笑う。

再度、テトルは戦闘員達を睨み付けた。
頭ではわかっている、不利な状況であると言うことはわかっている。


しかし、テトルはブロリーのことが心配だった。テトルは宝玉に触れ、静かに翼を大きく見せつけ圧をかけた、



「そこを退きなさい」



テトルの瞳は、冷たく冷酷であった。

戦闘員の中には怖じけずく者もいたが、何人かはテトルを取り押さえようと飛びかかる。

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