勿忘草-ﾜｽﾚﾅｸﾞｻ-

┣その4 ページ22

怯むテトルに掴みかかる父の姿に、ブロリーは少し違和感を覚えていた。



パラ「シャモがどうなってもいいのか？」

「！？」

パラ「テトルといったか？
お前の力、利用させてもらおうか？」



テトルは額に汗をかいて、奥歯をぐっと噛み締めていた。

その時、ブロリーに変化が起きた。気が上昇しはじめたのだ。
パラガスがテトルを離して、慌ててブロリーの方を振り返った。



パラ「ど、どうした、ブロリー。落ち着くんだ！」

ブロ「う、ふぅ……」



その始終をテトルはみた。
パラガスのもつブレスレットが、ブロリーの額の装飾品に反応しブロリーの気を鎮めているのを。



貴「やはりそれは……」

パラ「制御装置だ」



テトルは気づいていたブロリーその制御装置に、
パラガスが腕をおろし、サイヤ人であること、ブロリーは小さい頃から戦闘力が高く制御が聞かないことをテトルに話した。

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