７話「劣等感」 ページ7
・
夢緒が説教している合間にショーツを脱がせ、全裸にさせる。
脱がせたショーツを見ると少しねっとりとした白い液体。
「もしかして、胸だけで感じちゃった？」
『なッ！そ、そんな訳無いでしょ！！！』
「そんな性格だからね。処女なのがバレバレだよ。少しは彼氏でもつくったら？あ、でも男友達も居ない夢緒にそれは無理か。」
『ッ......バカ倫ッ......！』
「この状況でまだそんな事言えるんだ？」
俺が煽っても尚意地を張る夢緒。
おまけにバカ、とまで言われる羽目になる。
あんまり生意気にしてると、電動マッサージ機のレベル強から極にして夢緒のソコに当てるよ？
そう喉の奥でクツクツと笑う。
いつもうるさい夢緒の隙をつける、と好奇心でまた電動マッサージ機の電源を入れ、夢緒のソコに当てつける。
『あッ、あぁ......ッあ"んッ！！！』
「！......っ、」
突然部屋に響いた声。
思考回路と、体が止まった俺。
電源はまだ入れたままだから、夢緒も喘いでるけど......。
今の声、夢緒の？嘘でしょ？
幼馴染みの俺ですら聞いた事が無かった透き通った甘い声。
俺みたいな年頃になると、AVとかを見たくもなる。
でも俺が見てきたAVの女よりも、どんな奴よりも自分の好みだった声。
綺麗で、可愛くて、一瞬で。
思考回路が戻ってきた直後に、顔が熱くなるのが分かった。手で口元を抑え、喘いでいる夢緒を無視して横を向いた。
好奇心で夢緒を弄ったつもりなのに、なんで俺が赤くなってんだよ。
『ッ......あッ、！はぁんッ！！！』
「っ、」
『ぁ"あんッ！！』
もう夢緒の小さな喘ぎ声ですら意識するようになってしまった俺。
一々入ってくる声に我慢が出来ず、下を俯く。
それと同時に自分が夢緒に負けた、という劣等感が湧きだった。唇を噛み締めて、眉毛に皺を寄せる。
結局、変わってないんだ。
昔から。
どんだけ余裕出しても、男っぽく強がっても。
自分にこいつは嫌い、って言いきかせても。
結局夢緒が可愛くて、
好きなのは変わらない。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 945人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
茜８９ - コメント返し遅れ、申し訳ございません汗。そう言っていただけて嬉しい限りです‼︎ (2022年11月26日 12時) (
レス) id: 725f8adbad (このIDを非表示/違反報告)
ポンコツ - マジ角名が告ったとき、めっちゃ泣いたんだけど〜?! (2021年11月20日 0時) (レス) @page46 id: e04e85245c (このIDを非表示/違反報告)
茜８９(プロフ) - ハイキュー！！さん» 復帰したんですね！良かったです。 (2021年5月23日 8時) (レス) id: 00b7920020 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー！！ - 休止をやめました！←早い(笑) (2021年5月22日 23時) (レス) id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー！！ - そうですね！私の場合は休みではありませんが…… (2021年5月15日 20時) (レス) id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：茜８９ | 作者ホームページ：http://Bunta20202
作成日時：2021年1月18日 22時
